ストレスは万病の元!?ストレスと食生活の関係を正しく知ろう

ストレスが原因で引き起こされる病気としてイメージされるのは「うつ病」や「睡眠障害」などの精神的なものが多いのですが、消化器系の病気にもストレスが原因で引き起こされる病気が数多くあるのをご存知でしょうか?

例えば消化器系の病気の中でも一番多いのは「胃炎」や「胃潰瘍」ですがその他にもたくさんの病気があります。意外と知られていないのが度重なる腹痛を放置しておいたことによる「十二指腸潰瘍」です。その潰瘍が重症化してある日動けなくなるくらいお腹が痛くなるということもあります。

そんな数々の病気を予防するためには適度な睡眠と健康的な食事、そして休息が重要です。

特に睡眠はストレスと深い関係があるのでストレスが溜まっている状態ではなかなか寝つきが悪くなって眠りが深くなってきた頃にはもう朝…という慢性的な寝不足を引き起こす場合もあります。上手な睡眠をとるために心がけたいこととして、睡眠の30分前にはスマートフォンやパソコンを触らない、なるべく部屋を暗くして身体をリラックスさせるなどできるだけ眠りにつきやすい状況を作りましょう。その他にも枕や布団が自分に合うものかどうか専門店に足を運んでみるのも良いでしょう。

睡眠の他に気をつけたいのが食事です。現代人の食生活の中ではついつい野菜が不足しがちですがそれをカバーするためには野菜ジュースやサプリメントで補うのではなく、サラダや野菜を使った料理をできるだけ食べて自然な状態で野菜を摂取するのも非常に大切です。女性は特に体重を気にしてお肉を避けた食事をしがちですが、実はお肉は身体にとって重要な役割をしているのです。お肉の摂取量が不足すると動物性たんぱく質が不足したりアミノ酸が不足してしまい、疲労回復ができなくなってしまいます。

その他にも植物性たんぱく質も不足してしまうと頭の働きが鈍くなってしまうので、大豆やじゃがいもなどのたんぱく質を多く含んだ食べ物をきちんと食べるように心がけましょう。その他にも野菜とお魚など1週間かけて様々なレシピを意識して、これらの栄養素を正しく摂取することで潰瘍や睡眠不足を予防し、身体を健康な状態に保てるようになるのです。

体重やスタイルを気にするあまり過度なダイエットや食事制限によって身体に充分な栄養を取り込むことができず、肌荒れや便秘などの悪循環に陥ることもしばしばあります。それだけでなく基礎代謝量が減ってしまい、逆に身体のむくみや体重増加などの逆効果を引き起こす恐れがあるのを知っておきましょう。これらの規則正しい食生活や睡眠を取るように心がける事が毎日知らず知らずに蓄積されたストレスを軽減するのです。

職場内でストレスを感じたときは座っているのではなく一度立ち上がって歩いてみるなど、ストレスを感じている状態から離れて気分転換しましょう。ずっと座っていると下半身に負荷がかかり、足がむくんだり疲れを感じる原因となります。お手洗いに行ったり背伸びをしてみるなど、気持ちに余裕のないときこそ立ち上がって気持ちを切り替えてみましょう。

一番大切なのは自分がストレスを感じたときにすぐに気付き、気分を変えることです。さらに休みの日はできるだけ仕事から離れて仕事について考えないようにしましょう。職場の人と連絡を取らないというのも休息のためには有効的な選択肢といえます。食事と睡眠と休息、そして気分転換を上手に取り入れて、ストレスフリーな毎日を手に入れましょう。