放って置いたら入院かも!ストレスが引き起こす病気とは!

仕事に行きたくない、辛いなどの気持ちをガマンして毎日仕事に行っていると胃が痛くなったりお腹が痛くなったりすることがしばしばあります。誰もが大なり小なりストレスを抱えていますが、そのストレスを消化できなくなった時に身体の不調として消化器官に不調をきたすのです。

一般的に胃炎を放置して胃潰瘍になるというのがストレスが原因の消化器官の病気だと思われがちですが、胃潰瘍は40代に多く見られる症状です。それよりも若い20代や30代の若年層に見られるのは胃と隣接する十二指腸の炎症や潰瘍です。

胃や十二指腸は自律神経により働きをコントロールされているので、ストレスを感じたときに影響が出やすい臓器なのです。これらの臓器が炎症を起こした場合漠然と腹痛が起こるのとは違い、キリキリと刺すような痛みが特徴的です。

もしも胃が重く感じたりお腹に違和感がある時はできるだけ刺激物やコーヒーなどを控えて身体に良い温野菜や温かいご飯を食べるように心がけましょう。そのまま放っておいてあまりの痛さに病院に行くとそのまま検査入院を強いられたというケースも多々あるので、痛みを感じたらなるべく早めに病院へ行きましょう。

十二指腸潰瘍という病名はあまり聞きなれませんが、胃とは違って症状が出にくいため本格的に痛みを発症した時にはかなり荒れた状態となっている場合もあります。そして痛みを放置し続けるとやがて穿孔といって穴が開いてしまう可能性があります。穴が開くとのは命に関わる重大な事態となるのでお腹や胃の痛みが長期化するようなら早急に内科へ行くようにしましょう。

その他にも喉の辺りまで胃酸が上ってくる逆流性食道炎もストレスが原因で発症しがちな病気として知られています。いずれの病気もストレスによって胃酸がコントロールできなくなってしまったり自律神経の働きが通常と異なるために細胞自身を攻撃してしまう事によって引き起こされるのです。

そんな消化器系の病気を予防するために意識してほしいのは、規則正しい生活を心がける事です。またアルコールの過剰摂取や喫煙なども悪影響を及ぼすので気をつけましょう。しっかりと睡眠を取るのも重要です。そして過度なダイエットにより空腹の時間が増えてしまうと胃酸が飽和状態となり、胃の粘膜や十二指腸を刺激してしまいます。

ストレスと上手に付き合うためにはまず、食事と睡眠をしっかり取るよう心がけましょう。さらに時間にゆとりがあれば適度な運動や何か趣味を見つけるのも効果的です。特に食生活の中で気をつけたいのがヨーグルトや牛乳などの乳酸菌の入った食べ物を積極的に摂取することです。ヨーグルトや牛乳は膜を張るような作用があるので、痛みやムカムカが続く場合はヨーグルトを1日1つ食べるなど意識していきましょう。

症状が軽いときはただの胃もたれや二日酔いを疑ってしまいがちなこの消化器系の病気ですが、1週間から2週間程度放置しただけで入院となる可能性も充分にあります。しっかりと自分の身体の声を聞きながら無理をせず休息を取りましょう。仕事に限らずプライベートも身体が資本です。楽しい毎日を送るためにもできるだけ健康を意識した食生活をおくっていきましょう。